アレルギー治療薬について(ザイザル・アレグラなど)

タリオンの成分の効果と副作用

タリオンの成分の効果と副作用

タリオンの一般名はベポタスチンベジル酸塩で、これを主成分とする抗ヒスタミン薬です。
アレルギー体質の人がアレルゲンに暴露されると、アレルギー反応細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌されます。
アレルギー誘発物質が受容体と結合すると、様々なアレルギー症状が出ます。
抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応細胞からヒスタミンが分泌されるのを抑えたり、ヒスタミンが受容体と結合するのを阻止して、アレルギーによる症状を抑えています。
花粉症やアレルギ―性鼻炎、蕁麻疹、皮膚炎等による皮膚のかゆみに効果があります。

タリオンは2000年から発売されている、比較的新しいタイプで、第二世代に属する抗ヒスタミン薬です。
第一世代と比べると眠気の副作用がいくらか緩和されています。

第一世代の抗ヒスタミン薬は脂溶性が高く、脳に移行しやすいため眠気も強く出たのですが、第二世代の抗ヒスタミン薬は脂溶性を押さえて低くしたので、その分だけ脳への移行がゆっくりとなり、眠気の副作用が軽減されました。
しかし、眠気の副作用が全くないというわけではありません。

ヒスタミンは覚醒に関与している物質です。
そのため、このヒスタミンをブロックすると、覚醒がブロックされて眠気が出ることがあります。
抗ヒスタミン薬を飲むと眠くなると言う人が多いのは、このためです。

副作用の発生率は2~9%くらいだと報告されています。
眠気以外の副作用には口が渇く、吐き気、胃痛、下痢、だるいなどがあげられています。
また、血液検査で肝機能の状態を示すALT やASTが上昇することがあります。

長期に連用する場合は、定期的に診察や検査を受けることが大切です。
また、他の医療機関で診察を受ける場合は、タリオンを服用中であることを必ず担当医に知らせてください。

タリオンの種類

タリオンにはタリオン5mg錠、タリオン10mg錠、タリオン5mgOD錠、タリオン10mgOD錠の4タイプがあります。
OD錠と言うのは、口の中で唾液で崩壊するタイプの錠剤です。
飲みこむことが難しい人や水がない時でも服用することができます。
通常は成人の場合は1回10mgを1日2回服用し、年齢や症状に合わせて適時増減します。

ベポタスチンが含まれた後発医薬品には何がある?

タリオンの後発品(ジェネリック医薬品)は、あるのでしょうか。
残念ながら、2017年11月中旬の時点ではまだ、タリオンのジェネリック医薬品(後発品)は、発売されていません。
先発品が出てから後発品が出るまでにはおよそ5~10年くらいかかることが多いです。

先発医薬品と後発医薬品は、効果効能が同じだと言われています。
しかし、先発医薬品と後発医薬品は、成分は同じですが主成分を固めるために使う材料の種類が違ったり、コーティング剤や香料などの添加物の種類は違います。
そのため、この違いによって患者さんに不都合が起きたり、アレルギーが出たりすることもあります。

しかしオーソライズドジェネリックは、有効成分だけではなく、原薬も添加物も製造方法も製造工場も全て同じです。
違うのは販売しているメーカーが違うというだけで、ジェネリックとはいえ、完全に先発医薬品と同じです。
オーソライズドジェネリックは、Authorized GenericでAGと呼ばれています。

タリオンの後発医薬品は2016年12月に発売が予定されていたのですが、見送られてしまいました。
2017年の11月2日に、やっと医療用医薬品の添付文書情報にベポタスチンベジル酸塩が掲載されました。
掲載されたのは、ベポタスチンベジル酸塩OD錠5mg 、ベポタスチンベジル酸塩OD錠10mg、ベポタスチンベジル酸塩錠5mg錠、ベポタスチンベジル酸塩錠10mg錠の4品目です。

オーソライズドジェネリック(AG)として、ニプロESファーマ株式会社から発売される予定のようです。
発売の日にちまでは、2017年11月14日の時点ではまだ判っていません。
しかし、発売されるのは時間の問題と言った感じで、間近だと思われます。