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花粉症患者注目!詳しい花粉名と流行シーズン

花粉症患者注目!詳しい花粉名と流行シーズン

日本の国土の約7割が森林のため、日本人の4人に1人は花粉症であるというデータがあるほど、日本は世界的にみても花粉症患者が多いとされています。
花粉症を引き起こす植物は日本国内に60種類以上あります。
また、日本は南北に長いため気候の違いが大きく、シーズンごとにも様々に異なった種類の花粉が飛散しています。

そのなかでも、日本人が最も悩まされているのがスギ花粉です。
スギ花粉は春先のシーズンに大量に飛散すると思われがちですが、西日本や関東地方などでは早ければ1月ごろからすでに花粉の飛散が始まります。
花粉のピークとなる時期が2月~3月で、落ち着くのがGWくらいです。
東北地方は2月ごろからスギ花粉の飛散が始まります。
ピークとなるのは雪解けが始まる3月~4月くらいで、花粉の飛散は6月くらいまで続きます。

約1ヶ月ほどスギ花粉から遅れて、次はヒノキ花粉が飛散します。
西日本や関東地方は2月~5月が飛散する時期で、ピークは4月です。
東北地方は春先の3月~5月にかけて飛散します。
北海道は飛散量は少ないものの、5月~6月にかけて飛散します。

初夏から秋にかけて、イネ科の花粉は飛散の時期を迎えます。
花粉症を引き起こすイネ科の植物はネズミホソムギカモガヤ、ネズミホソムギ、ハルガヤ、オニウシノケグサなどの牧草系の雑草です。
生命力が強いため、都市部でも道端や空き地の雑草として全国に生えています。

秋に多く飛散する花粉は、ブタクサやヨモギなどのキク科の花粉です。
全国的な飛散のピークは9月中旬ごろです。
ブタクサはスギ、ヒノキの次に患者数が多い花粉です。
ブタクサの花粉は飛散する距離が短いのですが、花粉の粒子が大きいため、気管に入ると激しい咳がでるのが特徴です。

最近は地球温暖化の影響で冬が短くなってきているため、ほぼ1年中何かしらの花粉が飛散しているような状況です。
また、以前は花粉症患者の大部分は20代~40代だったのですが、今は10歳以下の子供も花粉症を発症するケースが増えてきています。

花粉症患者におすすめの旅行先とそのシーズン

日本人に花粉症患者が多い理由は、戦後、政府が森林資源を拡大させるために、スギやヒノキを全国に植林したことが始まりだと言われています。
現在も建築資材などの需要を賄うために毎年植林は続けられており、1年で1600万本近くの苗木が植えられています。
また、スギやヒノキの花粉は200km以上先まで風で拡散するという性質を持つため、山沿いの地域に住んでいる人だけではなく、都市部に住んでいる人にも大きな影響があります。

そのため、花粉症で苦しむ人たちが花粉が多いシーズンに、花粉の少ないエリアに旅行したり、長期滞在する場所を避粉地と呼んでいます。
代表的な避粉地は北海道です。
針葉樹林がほとんど自生しないため、本州に近い函館周辺以外は花粉症とは無縁の地域です。
食や自然などの観光資源も多いため、人気の旅行先です。

また、沖縄も代表的な避粉地の一つです。
戦後、長期間アメリカ軍の統治下にあったため、政府によって植林されることはなく、気候的にもスギのような針葉樹が生育するのが難しい地域ということもあり、花粉症とは無縁の地域です。
また、ブタクサ花粉症もほとんどない地域です。

それ以外は奄美大島、小笠原諸島などの本州から遠く離れた島が人気の旅行先となっています。
淡路島のように本州に近い島よりも、目安としては大体100km以上本州から離れた場所にある島だと花粉の影響はほとんどないと言っていいでしょう。

ただし、気を付けたいのは北海道では4月~6月にかけてシカラバ花粉があるということです。
一般的な花粉症の症状だけではなく、果物を食べると、口の中が痒くなったり、腫れたりする口腔アレルギー症状がでるのが特徴です。
沖縄にも4月ごろに飛散するモクマオウ科花粉症もあり、鼻水やくしゃみが止まらないなどの症状がでる場合もあります。

せっかくスギやヒノキの花粉から逃れたのに、避粉地特有の花粉に困らされるのは後悔するポイントになるので、旅先で飛散している可能性のある花粉については必ず調べておくようにしましょう。