アレルギー治療薬について(ザイザル・アレグラなど)

遺伝だと諦めていたアトピー性皮膚炎もザイザルが治る

遺伝だと諦めていたアトピー性皮膚炎もザイザルが治る

アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみを伴う湿疹ができて、治ったかと思うといつの間にか再発したりするやっかいなアレルギー性の病気です。
また、何度となく繰り返されるため、遺伝によるためではないかと疑ってみたりして、なかなか完全に治るというところまではいきません。
アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要素も強く、自分の両親がこの病気を持っていると高確率で発症するため、いつか自分も発症するのではないかと不安になっている人もいるようです。

しかし、最近、この病気に良く効く薬として、ザイザルがという抗ヒスタミン薬が開発され、その効果も高いという評判があり、注目を集めています。
ザイザルは、抗ヒスタミン薬のうちの第二世代と呼ばれるグループに属する薬です。
第二世代の薬とは、効果は高いものの副作用の強かった第一世代の薬の副作用の部分を弱めた薬です。
ザイザルは処方薬のため市販はされていませんが、効果が高いということで、皮膚科で処方をお願いする人が多いようです。
子ども用にシロップタイプのものも開発されていて、服用する回数も減らしてあるので、とても服用しやすくなっています。

ザイザルは、花粉症のほか、アレルギー性の鼻炎やじんましん、湿疹といった皮膚炎の症状に主に効果があり、第一世代の薬に比べて眠気や口の渇きといった副作用の部分がかなりおさえられています。
ただ、服用するには医師の処方箋が必要で、服用した際は、念のため車の運転、重機の操作などは控えなければなりません。

製薬会社が行ったザイザルに関する副作用のテストで、大人には3.6%の副作用が確認され、子どもには4.2%の副作用が確認されたとの報告があります。
大人よりも子どものほうが副作用が出やすいという結果が出たのです。
子どもに服用させる場合は、より注意を払って使用しなければならないのです。
また、シロップタイプは自分で使用量をはかって服用することになるので、くれぐれも医師の指示した用法用量を守って服用しなければなりません。

アトピー患者は単純ヘルペスウイルスに注意

口唇ヘルペスという口の周りを中心にできるウイルス性の皮膚疾患がありますが、アトピー性皮膚炎を患っている患者は、これが重症化するケースが多いために注意が必要とされています。

そもそも口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスが唇に感染することで発症する病気です。
唇のほかにも、目や鼻の周りなど顔の中で湿気の多い部分に感染しやすいという特徴を持っています。
口唇ヘルペスそのものは、単純ヘルペスウイルスを持っている他人の肌に直接唇を触れることで感染する病気です。
通常ならば唇だけに感染してそこで留まりますが、感染した人の顔にアトピー性皮膚炎などの湿疹がある場合は、カポジ水痘様発疹症という症状へと重症化させてしまいます。

カポジ水痘様発疹症というのは、湿疹の部分にウイルスが感染することで水泡を作り、それが顔じゅうに広がってしまう症状です。
酷くなると、口の中まで広がって行き、食事できなくなることもあるので、重症化する前に対策を講じることが大事になってきます。

口唇ヘルペス自体は、何もしなくていても1~2週間ほどすればウイルスに対する抗体ができるので自然に治る病気です。
しかし、ウイルスに感染した人がアトピー性皮膚炎にもかかっている場合は、必ず皮膚科を受診するようにしなければなりません。
そして、アトピー性皮膚炎に効果の高いザイザルの処方を担当医にお願いすることをお勧めします。

ザイザルは、もともとアレルギー性の皮膚疾患に高い効果を持つ薬であり、副作用も少ない薬としての評価があるので、口唇ヘルペスのカポジ水痘様発疹症へ進んでしまうリスクをより減らしてくれるはずです。
また、逆にアトピー性皮膚炎になっているときは、口唇ヘルペスを持つ他人の肌に唇で接触するのは控えたほうがよさそうです。