アレルギー治療薬について(ザイザル・アレグラなど)
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ザイザルの成分の効果と副作用

アレルギー治療薬について(ザイザル・アレグラなど)

花粉症をはじめ、食べ物やハウスダスト、ダニに対するものなど、アレルギー症状に悩む人は多いようです。
アレルギー症状は体内にあるヒスタミンが作用して起きるため、その作用を止める抗ヒスタミン剤と呼ばれる薬が市販、あるいは処方されています。

抗ヒスタミン剤では、市販されて手軽に手に入るアレグラが注目されていますが、まったく副作用がないわけではないため、子どもを対象としたドライシロップタイプや30ミリグラムのものでも医師の処方が必要になります。
また、市販されていないザイザルも効果が高いために人気があり、子ども用に甘いシロップタイプが用意されています。
最近では、副作用もかなり抑えられ、服用回数も少なくなるなどだいぶ服用しやすくなってきています。

主なアレルギーの名称と症状

アレルギーは、本来は私たちの体を守ろうとする働きである免疫システムが、食べ物や花粉など害のないものについても過剰な反応をして、逆に体にマイナスになる症状を起こさせてしまうことです。
種類についてもさまざまなものがあります。
それは、アレルギーを起こさせる物質の「アレルゲン」が花粉や食物、薬品、ダニ、ハウスダストなど、さまざまな形で存在しているためです。

そして、どれに反応して症状が出るかは、人それぞれで異なります。
タイプについては、大きく4タイプがあるとされています。

即時型

その中で一番多いのが、即時型と呼ばれるものです。
これは、原因であるアレルゲンが体内に入った直後、または短時間で症状が出るタイプのもので、代表的なものに花粉症があります。
花粉症は、家から外に出て、そこに花粉が舞っていれば直ちに目がかゆくなったり鼻がムズムズしてくしゃみが出たりするなどの症状が出ます。
良く耳にするアナフィラキシーというのも、このタイプのものです。

アナフィラキシーはごく短時間に症状が出て、全身の臓器に現われることも多く、血圧低下や意識障害を引き起こすという特徴があります。
アナフィラキシーの場合、たいていはすぐに症状が出ますが、アレルゲンの種類によってすぐには出ない場合もあります。
たとえば、ハチに刺された場合は直接体内に毒が入るため、すぐに症状が出てしまいます。
これに対し、食べ物によるアナフィラキシーは、胃や腸で消化されてから症状として出るので、ある程度時間がかかります。

症状が似ていながら、まったく原因の違うものとして、急性胃腸炎や中毒症状があります。
同じ処置を行っても、むしろ悪化させてしまったりするので注意しなければなりません。
急性胃腸炎は、細菌やウイルスによって起こされます。
また、毒キノコやフグによる中毒症状も、最初は似た症状が出たりしますが、症状はもっと深刻です。
ほかに、牛乳を飲んで下痢をしてしまうというのも「乳糖不耐症」というものなので、区別しなければなりません。

細胞障害型

第二のタイプとなるのは、細胞障害型といわれるものです。
これは、細胞膜に付いているアレルゲンと抗体が結びついて起こるもので、溶血性貧血や血小板減少症といった病名のものがあります。

免疫複合体型

第三のタイプは、免疫複合体型という抗原と抗体との免疫複合体が小腸壁に付着して炎症を起こすものです。
この反応時間は3~8時間となっています。

遅延型

最後のタイプは、T型リンパ球が組織障害を起こすもので、反応までに1~2日かかるため、遅延型とも呼ばれています。

即時型の代表である花粉症は、空気中を浮遊しているスギやヒノキの花粉が人の体内に入ると、まず抗体が作られて肥満細胞という細胞と一緒になり、これが発端になります。
そして、再び花粉が入ってくると、その肥満細胞からヒスタミンなどの原因物質が放出され、それがヒスタミン受容体と結合することで花粉症が起きるとされています。
花粉症の症状は風邪の症状に似ているので、かかっていながら気づいていない人も多いようです。

アレルギーには遺伝と後天性がある

アレルギーには、遺伝によりもともと持っているものと後天的に作られたものがあります。
たとえば、食物に対して出る症状に関しては、遺伝的な要因はあまりないとされています。
親がエビがダメであっても、子どもまで生まれついてのエビがダメになることはないようです。
ただし、その症状を生み出す体質そのものは遺伝するとされています。

そのため、生まれたときにエビが大丈夫でも、後にダメになる可能性はほかの人よりも高いというわけです。
しかも、エビだけでなく、ほかの食材についても発症しやすいということがわかっています。
つまりは、親が何かの食材に対するアレルギーを持っていれば、その体質は子どもに遺伝し、どういった食材に対して出るかは、その子どもの食環境に左右されるというわけです。

最近では、食物アレルギーは肌荒れとも関係が深いと言われています。
肌が荒れていて皮膚が弱くなっていると、その部分に小麦粉などの原因物質が触れてしまうと、それが原因となって反応が起きてしまうのです。
もし、自分の子どもがその体質を受け継いでいるとわかっているなら、子どもの肌の状態にも気をつけてあげなければなりません。

どのようなものに対して受け継がれるかは、遺伝率という数字によって判断されるようです。
代表的なアレルギーとされるアトピーでも必ず遺伝するというわけではなく、遺伝率で判断していくしかないようです。
たとえば、統計の結果、両親ともにアトピーならば、子どもがアトピーになる可能性は50~75%になるとの報告があります。
また、片親のみアトピーなら可能性は25~30%になります。
両親ともにアトピーでなくても、第1子がアトピーの場合は20~25%のリスクがあり、兄弟にアトピーがいない場合でも10~15%のリスクがあるとされているのです。

つまり、家族や親戚にアトピーの人がいると、子どももアトピーになる可能性は高いと判断できます。
必ずしもアトピーにならないのは、アトピーになる遺伝子が一つではないことに起因しています。
アトピーになりやすい人は、家族や親戚の中に何かに対するアレルギーがあったり、本人がほかにもアレルギーを持っている人というわけです。

花粉症についても同じことが言え、身内に花粉症の体質の人がいたり、すでに花粉症になっている人がいるとかかりやすくなるようです。
花粉症の場合、環境による後天的な要因があるとしても、花粉そのものは大気中に紛れ込んでいてだれもが同じ環境にいると考えられるので、予防するといっても限界があります。

つまり、アレルギーは遺伝しやすい場合と遺伝しにくい場合があり、それは親が何かのアレルギーを持っている場合に強く出て、種類としてはアトピーや花粉症など即時型のものに強く出る傾向があるようです。
また、割と遺伝しにくいものという点では、食物アレルギーのように、胃腸での消化後に出るような、遅延型のものがあげられるようです。
ただし、食物アレルギーについては、親子で食環境を同じにしているような場合、後天的な要因でアレルギーの出る確率は高くなりそうです。

アレルギー症状を抑える薬の種類

アレルギーに悩む人にとって、症状を和らげてくれる薬は救世主のような存在といえるかもしれません。
アレルギーに効くものとしては、抗ヒスタミン剤と呼ばれているものがよく知られています。
アレルギーは、体内にあるヒスタミンが神経受容体と結合し、そのときの刺激がもとになって起きることがわかっています。
その結合を防ぐのが抗ヒスタミン剤と呼ばれるものです。
そしてこれは、ヒスタミンの遊離そのものも抑える働きがあることもわかっています。

抗ヒスタミン剤は、最初に開発された第一世代と呼ばれるグループと、その後に開発された第二世代に属するグループに分けられます。

第一世代
第一世代は、効果が現われるのは早いが、副作用の眠気が強く襲ってくるといわれ、それを解決しようとして開発されたのが第二世代です。
第二世代
第二世代のものは、効果の早さだけはそのままにして、副作用の眠気をおさえたものになっています。
また、服用回数も減るようにされ、一日に一回の服用で済むものも多くなっています。

第一世代のものには、タベジール、ハイスタミン、アレルギン、ベネン、アタラックスといったものが入ります。
服用の効果は、鼻みずやくしゃみが止まり、かゆみなども治まるといったものです。
服用については、一日に3回というものがほとんどです。
副作用として、眠気のほかに口の渇きなどがあることも報告されています。
価格のほうは、今ではかなり安くなっています。

第二世代の薬には、ザイザル、アレグラといった名前の知れた薬のほか、アレロック、クラリチン、アレジオン、ビラノア、デザレックスなど、たくさんの種類の薬があります。
このうちビラノアとデザレックスは、最近開発された新薬に属し、少し高価になります。
第二世代の薬は、一日の服用回数が少なくなっているのも特徴で、眠気のほかに口の渇きも起きにくくなっています。
今では、アレルギーの薬というと、ほとんど第二世代のものを指すようになっています。

花粉症の治療薬でおすすめは?

最近、花粉症に効く薬としても、第二世代のアレグラやザイザルという薬が注目されています。
花粉症対策のものについても、服用すると副作用が出るという報告が多かったことで、決定打となる薬がありませんでしたが、アレグラが市販されたことで、手軽に手に入りやすくなって人気が高まったのです。
また、ザイザルについては、その効果が高いことが評判になって人気が高まったようです。

アレグラは、花粉症をはじめじんましんやアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に効いたり、鼻炎全般に効力があるなど、さまざまなアレルギーに効く薬です。
一方、ザイザルは、鼻炎やじんましん、湿疹、皮膚炎などの症状に効果があります。
ザイザルは、強力な効力のある第一世代のジルテックの眠気作用を抑えるために開発されましたが、副作用の眠気を完全に取り去ることはできていません。
そのため、皮膚科の病院などで、まず診断を受ける必要があります。
車の運転手など職業などで処方されないこともあるので注意が必要です。

ザイザルとアレグラは子どもが服用しても大丈夫?

アレルギー対策の薬でもあり、花粉症の薬としても知られているアレグラは、副作用のいろいろあるとされている抗ヒスタミン剤でありながら、眠気や口の渇きなどが出にくい薬とされています。
とくに、眠気が襲ってこないことから、服用する際に車の運転についての制限が設けられていません。
ただし、長期間にわたって服用するようならば、念のために定期的に肝機能の検査を受けたほうがいいとされています。

子どもも服用できる薬なのか心配する人は多いようですが、7歳未満の子どもを対象にして、ドライシロップタイプのものも出されています。
服用するときは、子どもの体重に合わせて量をはかり、一日に2回飲ませるようにします。
7歳から12歳の子どもには、30ミリグラムのものを一日に2回服用するようになっています。

市販されていて手軽に手に入る薬ですが、子どもが服用するドライシロップや30ミリグラムのものについては処方薬になるので、医師のアドバイスも受けながら服用するようにしましょう。
子どもも服用できるアレルギーや花粉症の薬として、ザイザルのシロップタイプのものもあります。
甘みがあって臭いも少ないことで人気があります。

スポイトなどで口に含ませて飲ませますが、甘みが強すぎるようならば薄めて飲ませても効果は変わらないようです。
ザイザルシロップは、6ヶ月以上の乳児に使用可能とされているので、安全性の高い薬ということができます。
ただし、処方薬となるので、服用を希望する際は、医師に相談し、注意事項などをきちんと守って服用しなければなりません。

シロップタイプを使用する上での注意点

15歳未満の子どもの服用については、年齢によって一回の服用の用量と服用回数が異なっているので注意が必要です。
一日に2回の服用になるときは、朝食後と就寝前の服用になります。
6ヶ月から1歳未満の子どもは2.5ミリリットルを一日に1回服用し、1歳以上7歳未満なら2.5ミリリットルを一日2回服用します。
7歳以上15歳未満なら5ミリリットルを一日2回の服用です。

ザイザルシロップは15歳以上の大人も服用できますが、当然ながら子どもとは服用時の用法用量が変わってきます。
15歳以上の大人の場合は、一回の用量は10ミリリットルで、就寝前に服用するようにします。

ザイザルは効果が強い割に比較的副作用の少ない薬とされていますが、製薬会社のテストでも多少は出てしまうことが確認されました。
そのとき、大人が3.6%の副作用が確認されたのに対し、子どもの副作用は4.2%が確認されています。
大人よりも子どものほうが副作用が出やすいので、より注意を払って使用しなければなりません。
ちなみに、薬に添付されている文書にも、眠気に対しての注意は記載されています。

シロップタイプは自分で使用量をはかって服用することになるので、くれぐれも医師の指示した用法用量を守って服用しなければなりません。

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